内視鏡検査

専門医による内視鏡検査

内視鏡検査とは、多少の苦痛や危険を伴う検査であることは間違いありません。しかし胃癌や大腸癌は、早期発見すれば内視鏡治療などで、手術を避けることも可能です。
当院では消化器内視鏡専門医が、胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査とともに、内視鏡下ポリープ切除術、内視鏡的胃瘻造設術等も行っております。平成26年は上部消化管内視鏡検査814件、大腸内視鏡検査374件の検査を行いました。また、ピロリ菌の感染がないかどうかも同時に内視鏡で検査をすることが可能です。胃の調子が悪い、黒い便がでている、以前に大腸ポリープを切除している、排便時に出血がある、便秘や下痢など排便状態がよくない、などという症状がありましたら、一度内視鏡検査を受けられることをお勧めします。

苦痛の少ない内視鏡検査への取り組み

一度検査を受けられた方に痛い、つらいという思いをしてもらわずに、もう一度検査を受けてもいいと言って頂けるよう、痛みを最大限に取り除けるような数々の取り組みを、福島病院では行っています。

無送気軸保持短縮法(ストレート法)

当院の大腸内視鏡検査は、専門医が腸に負担がかからない無送気軸保持短縮法(ストレート法)で検査を行います。不快な異物感や苦痛をほとんど感じることがなく従来の大腸内視鏡検査よりはるかに楽な検査を受けることができます。軸保持短縮法(ストレート法)で大腸内視鏡検査を行うと、普通の「ループ挿入法」にくらべて、痛みが圧倒的に少なくなり、「楽で痛くない大腸内視鏡検査」が実現可能となります。

鎮痛剤、鎮静剤の使用

希望される方には、点滴を行いながら、鎮痛剤、鎮静剤を使用して検査を行います。眠ってしまって全く記憶のない患者様から、少しぼんやりした状態で意識のある患者様まで様々ですが、使用することで楽に検査ができるといえます。

二酸化炭素の送気装置

内視鏡で観察する際の送気を空気で行う病院が多いのですが、当院では専用の二酸化炭素の送気装置を使用しているため(腹腔鏡の手術でもこの二酸化炭素の送気が使用されています。)、ガスの吸収が早く、術後にガスを排出することができないために起こる腹痛がほとんどありません。

経鼻内視鏡検査

胃内視鏡検査も、細径(5.6m)の経鼻内視鏡を使用することによって、嘔気を起こすことなく、のどの違和感も少なく検査を行うことができます。

CONTACT

お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ
メールでのお問い合わせ